築50年空き家だった実家に住み続けるために!耐震リノベーション~快適と安心を手に入れる、実家の大変身~【耐震補強工事詳細】

こんにちは現場監督『うっきー』です。

今回は、築50年以上静岡市の木造2階建て住宅の耐震補強の様子をお届けします。

耐震補強工事前の写真

空き家になってしまった実家を住み続けるために、耐震補強をし、断熱工事等も行います。

before

耐震補強工事前の写真

 

☆解体工事

耐震補強工事中の写真

 

耐震補強工事中の写真

耐力壁を施工するために、土台、梁が見える状態まで解体します。

 

☆耐震補強工事

今回は、1階のみの耐震補強工事を行い、評点を『1』以上上げて「一応倒壊しない」という判定までの補強計画で進めています。

「評点」とは、家の耐震性を表す数値の事です。

評点が・・・

1.5以上では『倒壊しない』

1.0以上~1.5未満では『一応倒壊しない』

0.7以上~1.0未満では『倒壊する可能性がある』

0.7未満では『倒壊する可能性が高い』という判定となります。

 

主な補強方法は、筋かいの取付、柱頭柱脚の金物の取付、構造用合板(面材)の取付です。

☆筋かいの取付

耐震補強工事中の写真

幅95mm厚さ45mmの筋交を新設し、筋交いプレートを取り付けます。

 

耐震補強工事中の写真

筋交いプレートは、決められたビスを決められた本数で留めます。

 

☆柱頭柱脚金物の取付

耐震補強工事中の写真

事前の補強計画により決めた金物を、柱と横架材に取り付けます。

この金物も筋交いプレートと同じく、決められたビスを決められた本数で留めます。

金物によってそれぞれ使用するビスが違うため、確認して工事を進めます。

耐震補強工事中の写真

柱の「背割れ」(柱が乾燥収縮等で割れない様に入れる切れ目の事)にはビスを留める事が出来ませんので

補強金物の選定と取付位置には苦労するのです。

ビスが1本1本確実に留められているのか判定出来る様に写真を撮る事が求められます。

 

☆構造用合板(面材)の取付

耐震補強工事中の写真

構造用合板を柱、土台、横架材に貼って耐震壁とします。

合板の厚さ、釘の長さや間隔も 決められた仕様の通りにチェックしてこの様な施工状況も、写真で判別出来ないと 検査には通りません。

耐震補強工事中の写真

ビス頭に刻印された表示や本数と間隔、写真で見て分かる様に注意しての管理になります。

耐震補強工事は、災害時に逃げる時間を確保するための工事です。

お家の中で 安心して暮らせる空間を作って 万が一に備えます。

 

耐震補強工事が完了すると、次は床下地の施工等の内装工事に入っていきます。

以上、『うっきー』がお伝えしました!^^*。

 

実家が空き家になってしまっているけど耐震補強して住みたい!とお考えの方こちらからお気軽にお問い合わせください。

 

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静岡市、耐震助成予算を拡充:今こそ地震対策を!

静岡市では、2024年度の耐震助成予算として用意されていた110件分(11千万円)の予算が、

わずか2ヶ月半で上限に達し、申請の締め切りが発生しました。

しかし、この度、追加の申請受付が始まりました。

資金面で耐震工事に踏み切れなかった希望者にとっては、これは大変朗報です。

静岡市の耐震補強補助金のページはこちら↓

木造住宅耐震事業

(弊社耐震補強工事施工事例)

 

能登半島地震の建築学会暫定報告

2024年元日に発生した能登半島地震では、最大震度7が観測されました。建築学会の暫定報告によると、

1981年(昭和56年)61日以前に建てられた旧耐震基準の建物では、

全壊や半壊、一部損壊を受けた建物が9割に達しました。

一方、2000年(平成12年)6月以降の新・新耐震基準の建物では、

全壊や半壊を合わせても被害は1割以下でした。

 

今後の地震対策の重要性

1944年の昭和東南海地震および1946年の昭和南海地震から、80年近くが経過しました。

今後、予測される東南海地震では、震度8が予想されています。このため、十分な備えが必要です。

静岡市の追加助成予算の受付開始は、耐震工事を検討している皆様にとって、大きなチャンスです。

今後の地震に備えるためにも、この機会に耐震診断と補強工事を検討してみてはいかがでしょうか?

耐震補強について詳しくお知りになりたい方はこちらからお気軽にお問い合わせください。

 

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