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こんにちは!ごりら🦍です。
今回は築49年のお住まいを部分的に「バリアフリー」にする工事をご紹介します。
「住まいのバリアフリー」の目的は、室内の段差をなくして、
おうちの中での転倒事故を起こさないように「生活しにくい」を感じる状態を解消することです。
今回は、家全体ではなく、日常的に主に生活するスペースを中心とした部分的な
「バリアフリー工事」でコストも抑えた工事内容となっています。
元々は和室を寝室にしておられましたがこれからは「ベッド」での生活になりますので
洋間仕様の内装にリノベーション。
今まであった和室の出入り口の「段差」をなくして、
トイレまでの動線も段差なしに。
寝室のすぐ近くに「簡易ミニキッチン」も設けて利用しやすいように致します。
そして、寝室と居間だけの「部分断熱リノベ」を施して、
やはりコストを抑えての快適スペース確保の断熱工事を行います。
・・・先ほど、お家の中の「段差」のお話をしましたが、
なぜ、昔の家の中には「段差」が多くあったのでしょうか?
高温多湿な日本では、そもそも床下の湿気を抜くために床の高さに基準があります。
(建築基準法で直下の地面より45㎝以上、床の高さを確保する事が定められています。)
道路から玄関までのアプローチの「段差などはスロープや手摺を設けることで対応するのですが、
むしろ、お家の中にある小さな床の段差の方が、躓いて転倒する危険性が大きいのです。
日本人は畳の上に直接ふとんを敷いて寝る習慣がありましたから、
廊下等からホコリが畳の上に入り込まないように床を上げたり、
畳の上にはスリッパ等をはいたまま上がらずその手前で脱いで上がるので
そのスリッパが邪魔にならないように床の段差をつけた、、、とか。
生活の上での工夫がもたらした「段差」だったんですね。
でも今は「ベット」の時代ですし、何より危険な段差をなくすことが「バリアフリー」に求められるのです。
工事前の洋間と和室の段差が36mmありました。
床組の高さを調整して、洋間~玄関廊下の床の高さをその「36mm」分あげていきます。
👆根太調整の写真
👆耐水合板接張
床下用断熱材 敷込の様子
👆最後に「仕上げフロアー」を施工して段差を解消するとともに断熱工事を行いました。
今回は同時に、『部分断熱リノべーション』工事も行いました。
お家全体ではなく、いつも過ごすお部屋のみを断熱補強して
コストを抑えて 快適な室内空間を実現するリノベーション工事です。
完成しましたらまた投稿しますので楽しみにお待ちください。
以上、ごりら🦍でした。
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