昭和52年に新築をしたK様から、家が地震で大丈夫かなぁ?
とのご相談を受け、行ってまいりました。
耐震診断部隊
もぐり部員。いつもながら、暑く暗く狭い中、頭が下がります。
小屋裏にもぐって、
地震や台風などの外からかかる力や家自体の重さに家が耐えるための大事な耐力壁(すじかい)の位置を確認します。
位置だけでなく、大きさや方向、金物が取りついているか?釘止めだけなのか?
雨漏りあとなどを確認して、構造体が腐朽していないかなどもチェックします
床下にももぐって、土台の状況や床下の状況、また、床下から筋違が見える場合もありますので、それもチェック。
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床下に、もぐって帰ってきた、もぐり部員。 お疲れ様です。
そして、布基礎に鉄筋が入っているか、鉄筋探査機で確認しました。
タテ筋が@250で入っていることがわかりました。
現場にて、現況を把握し、あとはパソコンとにらめっこしながら、どこをどのように補強したら効率的か?
今回計画しているリフォーム部位を検討しながら、補強計画を立てていきました。
今回は、瓦屋根でしたが、リフォーム計画があることから、瓦を下して建物自体を軽量化するより、床の剛性を取ったほうが、経済的にも効率がいいことが判断できましたので、その提案をさせていただきました。
K様には、補強提案書と補強したときの工事費用の提示をさせていただきました。これから家族会議だそうです。
よろしくお願いします。
静岡市では、耐震補強計画を立てるために、補助金が用意されています。今回も、利用させていただきました。
補強策定費用の2/3か、102,000円/戸(今回は、我が家の耐震診断を行っていなかったので)
補強工事についても、最高で 65万円の補助が、静岡市では支給されますし、断熱材を入れたり、節水型トイレに変えたりすれば
静岡県のリフォーム補助金+県産材利用+耐震補強割増し=25万円
など、いろいろな補助金だけでなく、減税の制度も利用して少しでもお得なリフォームを提案できます。
昭和56年6月以前に建てられた建物は、残念ながら耐震性がない建物が多く存在します。
我が家の現状を知るいい機会だとおもいますので、ぜひご相談ください。