静岡市にある中華飯店さくら屋様のリノベーション工事を行いました。

30年以上前に鉄骨で建てられた平屋の店舗

新築当時小学生だったオーナー様の息子さんも今ではお店に入り、お客様の層も時代と共に変化してきました。

外観も昔ながらの中華料理店の雰囲気で、新規のお客様は入り辛い･･･入っても剥げた床や破れた壁紙などを見ると･･･

よくある老舗飲食店のイメージ通りだったので、なかなか新規でお客様を獲得することが難しかったようです。

そこでリニューアルを期にもっと落ち着いたイメージにして若い方から家族連れのお客様まで幅広く寄っていただきたいとご要望を承りました。

構造は鉄骨造だったので「まさに得意分野！」壁や柱の心配は要らずにリフォームできる！

 

店内は手前にカウンター席が10数席と、奥に小上がりのタタミ敷き座敷席が6テーブル程です。

小上がりの座敷席はゆっくりくつろぐには最適なのですが、足腰の弱い方には昇り降りが大変ですし、ちょっと食べに寄ったお客様が入り辛いと言うデメリットもありました。

そこで、1面にあった広い座敷スペースを1/3程度の大きさにして、残りのスペースを全てテーブル席に変更。残った座敷スペースは堀コタツ形式にして宴会等も出来るようにしました。

イメージは落ち着いて食事の出来るカフェのような感じにしたいと言う事でしたので、色使いを落ち着いた物にしました。

タタミを取り床をはがすと下は土のままだったので、土間コンクリートも入れバリアフリーのテーブル席が完成です。

テーブル席になったおかげで配膳をするオーナー様の奥様も楽になったと喜ばれています。

お店の奥にあったトイレは簡単な手洗いとのれんで目隠しした男性用小便器、和式の大便器に分かれていました。

その状態では流石に･･･女性の方はトイレに入り辛いですねｗ

足腰の弱いお客様にも段差の有る和式トイレは辛いことだったと思います。

そこでトイレは幅のゆったりした洋式の形式に変更しました。

 

店内全体が落ち着いた雰囲気になり、オープン当日は常連のお客様からもお褒めのお言葉を頂けたようです。

今後は狙い通り新規のお客様が入って売り上げが上がっていただければ私たちも幸いです。