当社のお膝元、興津中町のM様の防水改修工事が完了しました。
まずは、屋上 防水工事改修前
興津の甲州道沿いにある、M様邸。
隣地との間が狭く、屋根にトップライトを設置して1階のリビングに明るさを届けていました。
しかし~、なんと、、、私も初めて見ました。この大きさのトップライト
2.2m×1.6m もあります。
すでに、35年以上経過し、
アクリルドームにも、表面的に割れ目が発生していました。
アクリルドームはやはり、そろそろ交換時期。しかし、この大きさ。見たことない。特注???
ガラス屋に相談したところ、話をその大きさを信じてもらえず ふたたび、現地確認。
この時点で、私の頭の中は、アクリルドームを特注した時の金額と、
ガラス製のトップライトに変更した時の金額や納まりなどの検討をしていました。
それが、
『今なら、全国に2台だけ 在庫を持っているメーカーをみつけたよ!
どうする?』
ははは、こういう時、神様がいることを感じます。私(笑)
この大きさ、レッカーで荷揚げするしかありません。
既存の防水シートをめくると、想定通り?防水シートの下に水が回っておりました。
シートをすべて撤去し、新規にウレタン防水を施工します。屋上の環境は過酷なため、
通気暖衝工法を選択しました。
全国に2個しかなかったトップライトも予定通り納まり、屋上の防水工事も完了。
奥に見えるのは、息子の通う興津中学。
現場に行きながら、息子に姿が見えないのに、興津中学を眺めていた母デス(笑)
そして、こちらはベランダ編
パッと見は、普通のベランダですが、壁に出た雨染みが、何か訴えてました。
(私、既存住宅現況検査の資格も持っています)
お客様からは、雨漏りはしたことがないとのこと。。。
今回は、新築当時の施工は当社ではないため、施工方法は、残されていた図面や現場の納まりを確認し、
お客様にも説明をし、最初の段階から、『ベランダの壁ははがして、下地の状態を確認しましょう』とご提案。
私も解体に立ち合いながら、『やっぱり』想定内と思いながら、思っていたより状況がひどいな……。と
壁の下地が木で組んであり、経年変化や、少しずつ結露や小さな雨漏りなどいろいろな要因で、
下地の木が腐っていました。ほとんど、外壁のALC版で壁が保たれている状況でした。
下地も直し、防水の立ち上げも大きくし、水切りもきちんと取り付けました。
ベランダの防水も完了しました。
今回の防水改修は、もちろん10年保証もつきます。
完了写真を撮影に、M様邸に訪問した際、工事もよく見ていただいたお客様から
『丁寧な仕事ぶりに、安心して暮らすことができます。』と言葉をいただき、ほっととしました。
もちろん、私一人の力ではなく、極寒の強風吹き荒れる今年の冬、
一生懸命仕事をした職人さんたちに感謝です。
車に点検があるように、住まいにも点検が必要です。
私たち、インスペクターがお邪魔して、住まいの点検をします。
家を点検⇒名付けて『家検』